歴史
高村光太郎の名言・言葉12選
高村光太郎はどんな人?
高村光太郎は詩人・彫刻家です。美術や詩の制作についても多くの文章を残しました。
名言と残された言葉
12件を表示中
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01自由
僕は芸術界の絶対の自由を求めている。
- 意味
- 芸術の世界を外から一律の基準で縛らず、芸術家が自由であることを求める。
- 読み解き
- 芸術家を一人の人間として尊重し、その人格を出発点に作品を評価しようとする芸術観。
- 背景
- 『緑色の太陽』で、芸術家それぞれの人格や自然の見方を出発点として、作品を評価したいと述べる。
出典:緑色の太陽 ↗
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02人生
生活に苦しみ、病に惱みながら、その苦しみ、なやむ自己をもう一歩非目前的な世界から觀じ味はふことの出來る境地が藝術の心である。
読み方 非目前的(ひもくぜんてき)
- 意味
- 苦しむ生活のただ中でも、自分の姿を一歩離れて見つめ、味わえる心の働きが芸術である。
- 読み解き
- 苦痛を美化したり、現実から逃れたりする勧めではなく、生活との向き合い方をいう。
- 背景
- 『美の影響力』で、芸術精神を日常生活の内側にある力と捉え、苦境にもゆとりを生む働きを論じる。
出典:美の影響力 ↗
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03芸術
自己に内在する美意識が活動しないから、美に關する限り此世は人まかせになる。
- 意味
- 自分自身の美を感じ取る力を働かせなければ、身の回りの美の判断を他人に委ねてしまう。
- 読み解き
- 専門家の意見を拒む主張ではなく、自分の美意識を眠らせたままにする態度への批判である。
- 背景
- 『美の影響力』で、美意識が働かない生活を批判し、服飾や建築、広告が他者任せになる様子を挙げる。
出典:美の影響力 ↗
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04社会
あらゆる意味で藝術作品、建築物その他を國民自身のものであると思はせる親近感に導く必要がある。
- 意味
- 芸術作品や建築を遠い存在にせず、人々が自分たちのものとして親しめるようにする必要がある。
- 読み解き
- 作品の法的な所有を求める意味ではなく、身近に感じて関わる意識を育てる提案である。
- 背景
- 『美の影響力』で、美意識の覚醒を広める方策として、作品と人々を結びつける展覧会などを論じる。
出典:美の影響力 ↗
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05芸術
触覚はいちばん幼稚な感覚だと言われているが、しかも其れだからいちばん根源的なものであると言える。
- 意味
- 触覚の原始的で単純な性質は、劣っている証拠ではなく、感覚の根本に近いことを示している。
- 読み解き
- 「幼稚」は未熟さへの非難ではなく、感覚の成り立ちの基礎に近いという意味で使われる。
- 背景
- 『触覚の世界』で、自分にとって世界は触覚だと述べ、触覚と彫刻を根源的なものとして位置づける。
出典:触覚の世界 ↗
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06芸術
音楽が触覚の芸術である事は今更いう迄もないであろう。
- 意味
- 音楽は耳だけで理解するものではなく、音の動きや響きを全身で受け止める芸術である。
- 読み解き
- 聴覚の存在を否定する科学的説明ではなく、音楽を身体全体で受ける著者の芸術観である。
- 背景
- 『触覚の世界』で、音楽を全身で聴く体験や音の方向を挙げ、音楽の作用を身体の感覚から考える。
出典:触覚の世界 ↗
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07教育
書を究めるという事は造型意識を養うことであり、この世の造型美に眼を開くことである。
読み方 造型(ぞうけい)
- 意味
- 書を深く学ぶことは、形や構成への感覚を育て、世の中のさまざまな造形美に気づくことである。
- 読み解き
- 字形の巧拙だけをいうのではなく、比例や構成を含む美の理解が広がることを指す。
- 背景
- 『書について』で、書に共通の造形原理を認め、その理解が絵画や彫刻、建築、生活へ及ぶと論じる。
出典:書について ↗
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08人格
書がその人の人となりを語るということも、その人の人としての分かりかたが書に反映するからであろう。
- 意味
- 書に人柄が表れるのは、その人が人間として物事をどれほど深く理解しているかが反映されるからだ。
- 読み解き
- 筆跡から性格を機械的に判定する話ではなく、書に表れる理解の深さについての考察である。
- 背景
- 『書について』で、書の理解は他の芸術や生活にも通じると論じ、その理解の深さと人となりを結びつける。
出典:書について ↗
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09芸術
自分の彫刻を純粋であらしめるため、彫刻に他の分子の夾雑して来るのを防ぐため、彫刻を文学から独立せしめるために、詩を書くのである。
読み方 夾雑(きょうざつ)
- 意味
- 彫刻に物語や言葉による表現を背負わせすぎないよう、その欲求を詩で表し、彫刻の独立性を守る。
- 読み解き
- 詩や文学を低く見る一般論ではなく、著者自身の二つの表現活動の役割分担を述べている。
- 背景
- 『自分と詩との関係』で、彫刻の範囲を越える表現欲求を詩に託すことが、彫刻を守る理由だと説明する。
出典:自分と詩との関係 ↗
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10仕事
私の彫刻がたとい善くても悪くても、私の宿命的な彫刻家である事には変りがない。
- 意味
- 作品の出来の良し悪しにかかわらず、自分は根本から彫刻家として生きる人間だという確信である。
- 読み解き
- 技術の向上や作品評価を不要とする意味ではなく、創作の根底にある自己認識の表明である。
- 背景
- 『自分と詩との関係』の冒頭で、彫刻は自分の血の中にあると述べ、彫刻家としての自己認識を示す。
出典:自分と詩との関係 ↗
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11芸術
あれも日本的でない、これもいけないと排他的に考えるよりも、一切の善きもの、世界の美のあらゆる範疇を日本美に抱摂すべきであろう。
読み方 範疇(はんちゅう)・抱摂(ほうせつ)
- 意味
- 日本的かどうかで美を排除するより、世界の優れた美を幅広く日本美の内に取り入れるべきだ。
- 読み解き
- 文化の対等性を説く言葉とは限らず、後続では日本美が世界の美を再生させる役割を掲げる。
- 背景
- 『美の日本的源泉』で、日本美を限られた特徴に閉じ込める態度を批判し、世界の美を包摂する方向を説く。
出典:美の日本的源泉 ↗
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12芸術
美に関する製作は公式の理念や、壮大な民族意識というようなものだけでは決して生れない。
- 意味
- 美を生み出す創作は、定型的な理念や大きな民族意識を掲げるだけでは、生きた表現にならない。
- 読み解き
- 理念や民族意識が主題や動機になることは認めたうえで、それだけでは足りないと述べる。
- 背景
- 『智恵子の半生』で、作品を熱愛した智恵子の不在を語り、制作に生命を与える愛のやりとりを論じる。
出典:智恵子の半生 ↗
出典と説明について
意味・読み解き・背景にはAIを使用しています。引用は公開された翻刻本文と照合していますが、原本との逐字照合や専門家による校閲は行っていません。