歴史
菊池寛の名言・言葉11選
菊池寛はどんな人?
菊池寛は小説家で、『文藝春秋』の創刊に関わりました。創作や日常生活についても文章を残しています。
名言と残された言葉
11件を表示中
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01社会
人と一しょに物を喰ったとき、相手が自分よりよっぽど収入の少い人であるときは、少し頑張ってもこちらが払う。
- 意味
- 一緒に食事をした相手の収入が自分よりずっと少ないなら、多少無理をしても自分が代金を持つ。
- 読み解き
- 誰にでもおごるという原則ではなく、相手との収入差を考えた配慮である。
- 背景
- 『私の日常道徳』で、食事代をどちらが払うかを、相手の収入に応じて判断する方針を述べている。
出典:私の日常道徳 ↗
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02人生
お互に、人に物をやったり快く貰ったりすることは人生を明るくするからだ。
- 意味
- 物を気持ちよく贈り、贈られた物も素直に受け取る、その相互のやり取りが人生を明るくする。
- 読み解き
- もらうことだけの肯定ではなく、自分も快く与えるという相互性が要点。
- 背景
- 『私の日常道徳』で、裕福な相手からの贈り物や御馳走を遠慮せず受ける、自分の態度を説明している。
出典:私の日常道徳 ↗
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03社会
人間が約束を守らなくなると社会生活は出来なくなるからだ。
- 意味
- 人が互いの約束を守らなくなれば、信頼して関わる土台が失われ、社会生活そのものが成り立たない。
- 読み解き
- 著者自身も執筆の約束には例外を認めており、完全な実践の自慢ではない。
- 背景
- 『私の日常道徳』で約束を守る理由を述べ、続いて原稿執筆の約束だけは守り切れないと認めている。
出典:私の日常道徳 ↗
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04芸術
作品の批評を求められたとき、悪い物は死んでもいいとは言わない。
- 意味
- 作品の批評を頼まれたら、相手の気分を損ねるとしても、悪いと思う作品をよいとは言わない。
- 読み解き
- 引用の「いい」は作品の評価を指す。励ましのために褒める余地は残している。
- 背景
- 『私の日常道徳』で批評の誠実さを論じ、多少よい作品なら励ますために強く褒めることもあると述べる。
出典:私の日常道徳 ↗
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05社会
人は、陰では誰の悪口でも言うし、悪口を言いながら、心では尊敬している場合もあり、その人の言った悪口だけがこちらへ伝えられてそれと同時に言った賞め言葉の伝えられない場合だって、非常に多いのだから。
- 意味
- 陰口には尊敬が入り交じることもあり、褒め言葉だけが伝わらない場合も多いので、伝聞だけでは判断できない。
- 読み解き
- 悪口をすべて善意と見るのではなく、伝えられた言葉の偏りを考慮している。
- 背景
- 『私の日常道徳』で、自分への悪口を告げ口されても、たいてい聞き流すという態度の理由を説明している。
出典:私の日常道徳 ↗
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06芸術
とにかく、小説を書くには、文章だとか、技巧だとか、そんなものよりも、ある程度に、生活を知るということと、ある程度に、人生に対する考え、いわゆる人生観というべきものを、きちんと持つということが必要である。
- 意味
- 小説を書くためには、文章の巧みさや技巧に先立って、生活への理解と自分なりの人生観が必要である。
- 読み解き
- 文章や技巧を不要とする断言ではなく、創作の基礎として何を優先するかの主張。
- 背景
- 『小説家たらんとする青年に与う』で、創作を志す青年に、技巧より生活の理解と人生観を求めている。
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07芸術
苟くも、本当に小説家になろうとする者は、須く隠忍自重して、よく頭を養い、よく眼をこやし、満を持して放たないという覚悟がなければならない。
読み方 苟くも(いやしくも)・須く(すべからく)
- 意味
- 本気で小説家を目指すなら、早く発表しようと焦らず、思考力と鑑賞眼を養いながら機を待つ覚悟が要る。
- 読み解き
- すべての若者の創作を禁じる言葉ではなく、本気で作家を志す人への要求。
- 背景
- 『小説家たらんとする青年に与う』で、趣味の創作は自由としたうえで、本格的な志望者には自重を求める。
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08教育
定跡を知らないで上手と指すことは、下駄履きで、日本アルプスへ登るやうなつまらない労力の浪費である。
読み方 定跡(じょうせき)・上手(うわて)
- 意味
- 将棋の定跡を学ばずに強い相手へ挑むのは、登山に不向きな履物で山へ登るように、労力を無駄にする。
- 読み解き
- 未知の挑戦一般を否定するのではなく、将棋で基本を学ばない非効率を戒める。
- 背景
- 『将棋』で、強い相手と指す際には定跡が必要だと説き、続いて駒落ち対局の具体的な手順を挙げている。
出典:将棋 ↗
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09人格
自分の棋力だけのものは、必ず現すと云ふ覚悟で、悠々として盤面に向ふべきである。
読み方 悠々(ゆうゆう)
- 意味
- 将棋では勝敗への焦りに振り回されず、自分の実力を十分に発揮すると心に決め、落ち着いて対局に臨む。
- 読み解き
- 勝利を諦める勧めではなく、実力を出すために過度の勝ち気や焦りを抑える話。
- 背景
- 『将棋』で対局中の心構えを論じ、怒りや焦りを戒め、悪手を指しても粘り強く戦うことを勧めている。
出典:将棋 ↗
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10教育
殊に、自分より二枚位強い人に、二枚から指し、飛香、飛、角、香と上つて行くのが、一番たしかな上達方法だと思ふ。
読み方 飛香(ひきょう)
- 意味
- 将棋の上達には、自分より強い相手と駒落ちで指し、上達に応じて相手が落とす駒を減らしていくのが確実だ。
- 読み解き
- 駒の列挙は、相手の落とす駒を減らし、対局の難度を段階的に上げる順序。
- 背景
- 『将棋』で、上達には多く対局するのが一番だと述べ、強い相手との駒落ち対局を具体的な方法に挙げる。
出典:将棋 ↗
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11思想
剣を取りて立ちしが如く、常に頭を自由に保ち固定観念に囚わるること勿れ、偏愛の馬を作ること勿れ。
- 意味
- 馬券を選ぶときは、固定観念や特定の馬へのひいきに縛られず、その都度自由に判断できる頭を保つ。
- 読み解き
- 頭の自由は気まぐれを意味せず、続く文では確固とした信念も求めている。
- 背景
- 『我が馬券哲学』で、馬への偏愛や記録への固執を戒め、柔軟さと確かな信念を両立する姿勢を説いている。
出典:我が馬券哲学 ↗
出典と説明について
意味・読み解き・背景にはAIを使用しています。引用は公開された翻刻本文と照合していますが、原本との逐字照合や専門家による校閲は行っていません。