歴史
芥川竜之介の名言・言葉10選
芥川竜之介はどんな人?
芥川竜之介は、歴史的な題材を扱う短編を数多く書いた大正期の小説家。東大在学中の作品『鼻』を夏目漱石に評価され、文壇で活動した。
名言と残された言葉
10件を表示中
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01思想
半ばは自由意志を信じ、半ばは宿命を信ずべきである。
- 意味
- 人生には自分で選べる部分と、自分では決められない巡り合わせの両方があると考えるべきだという意味。
- 読み解き
- 自由意志か宿命かの一方に決めず、二つの見方を同時に認めている。
- 背景
- 『侏儒の言葉』で、人間の行為を自由意志と宿命のどちらで説明するかを論じ、自身の結婚を例に両者の共存を説く場面。
出典:侏儒の言葉 ↗
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02人生
我我は人生の泉から、最大の味を汲み取らねばならぬ。
- 意味
- 我々は人生の泉から最大の味を汲み取るべきだ。悲しげな顔をせず、荊棘の路にも薔薇の花を咲かせる賢人を説く。
- 読み解き
- 「荊棘の路にも薔薇の花を咲かせる」という比喩に、苦難を肯定する芥川の人生観が表れている。
- 背景
- 『侏儒の言葉』で、キリスト教の聖人のマゾヒズムを指摘し、行為は好悪で決まるとした上で、人生を最大限味わうべきだと論じる場面。
出典:侏儒の言葉 ↗
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03人生
我我は人生と闘ひながら、人生と闘ふことを学ばねばならぬ。
- 意味
- 人生は狂人の主催するオリンピックのようなものだ。我々は人生と闘いながら、闘い方を学ばねばならない。
- 読み解き
- 人生の不条理をオリンピックに喩える皮肉と、それでも闘い続ける姿勢への共感が同居する。
- 背景
- 『侏儒の言葉』で、人生を狂人のオリンピックに喩え、競技場に踏み止まる者は創痍を恐れず闘うべきだと説く場面。
出典:侏儒の言葉 ↗
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04思想
人生の為の芸術は、一歩を転ずれば芸術功利説に堕ちる。
- 意味
- 人生のための芸術は一歩を転ずれば芸術功利説に堕ちる。芸術のための芸術も遊戯説に堕ちると述べ、芸術の自律性を守る。
- 読み解き
- 芸術を功利や遊戯に還元しない姿勢は、芥川の批評眼の鋭さを示す。
- 背景
- 『芸術その他』で、芸術至上主義と人生主義の両極端を批判し、芸術的感激の重要性を論じる場面。
出典:芸術その他 ↗
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05思想
より正しい芸術観を持つてゐるものが、必しもより善い作品を書くとは限つてゐない。
- 意味
- より正しい芸術観を持つ者が必ずしもより善い作品を書くとは限らない。そう考えると寂しい気がすると吐露する。
- 読み解き
- 観念と制作の不一致に対する芥川の苦悩が窺え、芸術家としての誠実さが感じられる。
- 背景
- 『芸術その他』で、芸術観と作品の出来の乖離について論じ、自らの寂しさを告白する場面。
出典:芸術その他 ↗
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06思想
画を描かない画家、詩を作らない詩人、などと云ふ言葉は、比喩として以外には何等の意味もない言葉だ。
- 意味
- 芸術は表現に始まり表現に終わる。画を描かない画家や詩を作らない詩人という言葉は比喩以外に意味がない。
- 読み解き
- 「白くない白墨」という比喩が印象的で、表現を軽視する態度への痛烈な批判になっている。
- 背景
- 『芸術その他』で、形式と内容の関係を論じ、芸術は表現そのものだと断じる場面。
出典:芸術その他 ↗
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07社会
民衆は人格や事業の偉大に籠絡されることを愛するものである。
- 意味
- 民衆は人格や事業の偉大に籠絡されることを愛するが、偉大そのものに直面することを有史以来愛したことはない。
- 読み解き
- 民衆の偉大への憧れと畏避という矛盾を突いた、鋭い社会批評になっている。
- 背景
- 『侏儒の言葉』の「偉大」の項で、民衆の偉大への態度を皮肉に論じる場面。
出典:侏儒の言葉 ↗
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08人生
子供に対する母親の愛は最も利己心のない愛である。
- 意味
- 子供に対する母親の愛は最も利己心のない愛だが、その愛が子供を暴君か弱者にする影響を持つと指摘する。
- 読み解き
- 母性愛を無条件に称賛せず、その両義性を冷徹に見つめる視点が現代的である。
- 背景
- 『侏儒の言葉』で、母の愛の無私性とその危険性を論じ、親子の悲劇の始まりに触れる場面。
出典:侏儒の言葉 ↗
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09思想
性慾の中に詩のあることは前人もとうに発見してゐた。
- 意味
- 性欲の中に詩があることは先人が発見済みだが、食欲の中にも詩があることをハムズンが示したと、自らの鈍さを嘆く。
- 読み解き
- 性欲と食欲を並べ、後者の詩的価値に気づかなかった自らを「間抜け」と嘲るユーモアがある。
- 背景
- 『続文芸的な、余りに文芸的な』で、ハムズンの作品を例に、食欲にも詩があると論じる場面。
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10人生
我我は土砂降りの往来に似た人生を辿る人足である。
- 意味
- 我々は土砂降りの往来に似た人生を辿る人足である。ロティは合羽を与えなかったから偉いとは言えない。
- 読み解き
- 人生の厳しさを「土砂降り」に、芸術家を「人足」に喩え、芸術の社会的役割を問うている。
- 背景
- 『続野人生計事』で、人生を土砂降りの往来に喩え、芸術至上主義の無力さを論じる場面。
出典:続野人生計事 ↗
出典と説明について
意味・読み解き・背景にはAIを使用しています。引用は公開された翻刻本文と照合していますが、原本との逐字照合や専門家による校閲は行っていません。